こんにちは、ナチュロボです。庭田んぼのいきものシリーズ、8記事目でございます。前回は、庭田んぼで溺れていたシオカラトンボを救出したときの内容でございました。
では今回は、庭田んぼで発見した「マメゲンゴロウ」についてです。それでは、どうぞ~。
庭田んぼで呼吸を繰り返す虫を発見
いつもながら、「何かいないかな…」と庭田んぼを眺めておりました。すると、素早い動きを繰り返している虫を発見。
その虫は、水面に呼吸にきては、また水中に潜る。その後また、水面に来て、水中に潜る…を繰り返していました。
さらによく水中を観察してみると、なんとそこには息絶えたイモムシ殿がいました!なんでこんなところにイモムシ…?不思議ですが、この黒光りする虫は、イモムシ殿をどうやら召し上がっておられたようです。
後ろ足をつかってスイスイ素早く泳いでいるので、きっとゲンゴロウに違いない!そう思いました。
似たような見た目として「ミズスマシ」という生き物がいるのですが、その生き物は前足で泳ぐようですので。
ではでは、観察タイム。水面に上がってくるタイミングを見計らって、キャーッチ!捕獲成功。そしてゲンゴロウの中の何ゲンゴロウか、家に帰って図鑑で調べたのでした。
水中を縦横無尽に動き回る虫の正体は、マメゲンゴロウでした
あまりにも素早い動きのため、静止画がうまく撮れませんでした…残念。しかし、動画ではうまくその俊敏さを撮影できたので、よかったらぜひその動きを見てみてください。めっちゃ素早いです。
いやぁ、カメラワークが不安定になるほど、素早い動きでございました。陸上にいるとしたら・・・黒光りする素早い動きの虫…みなさんご存知、あのいきものにそっくりかもしれませんね笑。
マメゲンゴロウの生態
大きさは約7mm程度。通常のゲンゴロウに比べて小さいです。「マメ」とついているのはその小ささが理由ですかね。日本には100種類以上のゲンゴロウがいて、「ケシ(5mm)」「ツブ(4mm)」「チビ(2mm)」と冠のつくゲンゴロウもいます。
マメゲンゴロウはゲンゴロウの中では中型くらいのサイズで、池や沼に多く、水田や川に普通に住んでいるようですね。
普通の「ゲンゴロウ」については絶滅危惧種にも指定されていますが、マメゲンゴロウについてはまだその指定にはなっておらず、身近な存在です。いつまでも存続してくれると嬉しいですね。
なお、ゲンゴロウ全般にいえることなのですが、なんと幼虫も成虫も肉食なのです。激しい勢いでイモムシ殿をいただく姿は圧巻でございました…。あ、動画取り忘れました涙。
まとめ
田んぼといえば!の代表的存在、ちょっと小さめの「マメゲンゴロウ」についての紹介の記事でございました。一体庭田んぼにはどのくらいの生き物が住んでいるのでしょうか。
まだまだひっそりと暮らしてくれている生き物がいそうですね。次回は、ニホンアマガエルの記事でございます~。
それでは、また!
ナチュロボより