世界最凶の辛さ!キャロライナ・リーパーを育てて、食べて、加工してみた

こんにちは、ナチュロボです。今回は、2015年の夏に育てた、世界最強!最凶!の唐辛子、キャロライナリーパーを育てて、食べて、加工してみたときのことについて、記事にしておきます~。

世界一の家庭菜園

誤解されそうな見出しですみません汗。世界一の(辛さの唐辛子をを育てている)家庭菜園ということです。ただ単に育てただけですが、でもなんかちょっとうれしい。

家庭菜園を始めた当初、せっかくだから、その辺に売っていない、入手が困難なような、そんなものを育ててみたいと思っていました。

また、辛いものが好きだったので、そのあたりで調べたところ、なんと、キャロライナ・リーパーという世界最強の唐辛子があることを知ったのです!より詳しくは、wikipediaでどうぞ。

キャロライナ・リーパー(英語: Carolina Reaper)、元の名をHP22Bはシネンセ種という唐辛子の品種である。赤くてこぶがありごつごつしたさやで、大鎌のような尾がついている。2013年現在、ギネス世界記録で世界で最も辛い唐辛子に認定されており、それまで記録を保持していたトリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーに勝っている。

wikipedia – キャロライナ・リーパーより

どうやら唐辛子の世界の辛さ?についても世界で競争が繰り広げられているそうですね。でもその辛さ、普通の唐辛子の50倍ぐらいの様子…とんでもないです。じゃあこれ、育ててみよう!と思ったのが冒険の始まりでした…。

キャロライナ・リーパーを育ててみる

ではまず育てた記録から。なお、若干土地に余裕があったので、リーパーと一緒にハバネロや、その他の唐辛子も同時に育てました~。

リーパーの苗、ハバネロの種を入手

まずは、種と苗を入手でございます。ハバネロは、種で売っていた「ハバネロ・レッド」を購入。

種をまいておいたところ、無事にいくつか発芽(上の画像)しました。なお、キャロライナ・リーパーのほうは種があまり売っていなかったので、成長の時間が短い苗を購入しました。

苗もあまり取り扱いしている店がなかったのですが、「とんがらし芥川」さんがキャロライナリーパーのネット通販をしていたので、そこで3苗購入。

ぐんぐん成長、キャロライナ・リーパー

苗を植え付けてからは、草取り以外の作業はほとんどなにもしませんでした。…なのにぐんぐん素晴らしい成長っぷり。

なんとも変な、宇宙人のような、そんな風貌をしていますね。まだ成長途中なので、緑色です。その後、1カ月程度を経て、無事赤色に成長。このあたりで試しに収穫することにしてみました。

なお、キャロライナリーパーはまだキット化されていませんが、ハバネロは知名度が高いので、育てるキットも販売されています。成長の様子観察も楽しいので、食べるだけではもの足らない!という方はぜひどうぞ~。

キャロライナ・リーパーを食べてみる

勇気を出して、まずは一個だけ収穫、実食

※ 果実、種は、もし育てる場合には十分に取り扱いに注意してください!手袋、保護メガネ着用必須です。また、食べる場合も危険です。自己責任でお願いします。

ではひとつ、なんとか収穫。上記の注意点をまもらないと、数日間ヒリヒリすることになります…涙。小心者の私は、とりあえず、表皮をペロッとなめてみました。…うん、どうということはない。ではそこで、少し割いて、中身をペロッと。

コイツはやばい…!

でも食べれなくはなさそうだな、ということで、その日、夕食に予定していたカレーに1個丸ごと切り刻み、投入。

そもそも切り刻むときも、その辛み成分が空中に拡散し、かなり注意が必要です。

あらかじめ換気扇をMAXにし、キッチン以外にその成分が飛散しないように注意しましょう!

そして、なんとかかんとか辛さに耐えながら!?カレーを完食。しかし、地獄はその後にやってきたのでした…

トイレからでられない…

ぐふぅううおおおおぉおぉぉおお!

実食から数時間後(深夜)でした。強力な腹痛に襲われ、トイレからでられなくなりました…。しかも、だすものもないのに、でも出そう、的な地獄からまったく開放されない…。

しかも、強烈に「出口」がヒリヒリして痛い…。結局、その日はほとんど寝られず、翌日仕事。正直、仕事には集中できていませんでした汗。

ちょうど、生ものにあたって腹痛が収まらない症状と似ていました。

キャロライナ・リーパーを粉末加工してみる

収穫が止まらないので、加工してみることに

…上記のような地獄を経験したので、もう直接、切り刻んで食べるのは一生ゴメンです涙。

しかしその考えとは裏腹に、その後もどんどんキャロライナ・リーパーとハバネロを収穫。これをどうするか、について悩みました…。せっかく育ったので、捨てるのはもったいない!

悩みの末、粉末であれば、食べるときの量をコントロールできるし、場所もとらずに腐りにくく、何か役に立ちそうな気がしました。ということで乾燥・粉末化することに決定!では、さっそくトライしてみます。

半分に切り、ドライフードメーカーで10時間程度乾燥

乾燥は何を使えばよいか?なのですが、今回の加工のために、ドライフードメーカーを購入。ドライフードメーカーという名前だけあって、常日頃の食料の長期保存に使える、なかなかいいアイテムです。

なお今回は乾燥を効率的に進めるべく、実を真っ二つにしてから入れました。

その後、10時間程度乾燥させると、投入直後とは比較にならないほど軽く、小さくなりました。面白い!

ミルサーで粉末化

ドライフードメーカーと合わせて使えば、ありとあらゆる食料をパウダー化できるGoodアイテムです。

乾燥した実をミルサーに投入して、粉末化しました。乾燥後よりもさらに小さくなって、最初の収穫量からの圧倒的な減量っぷりです。言い換えると、あの量の実の辛さが、凝縮されているとも言えます…ヒィィィィィ!

リーパー&ハバネロパウダー、完成!

以上の工程を経て、無事に激辛パウダーが完成しました!ときどき、ほんのちょっと(ほんとにほんとのちょっと)、カレーにいれたりして、楽しみました。

なお、私個人はリーパー農家ではないので粉末は販売していませんが、普通にネット通販はされています。

世界一に挑戦してみたい!この記事をみたけどどこまでいけるか試してみたい!という挑戦意欲あふれるマゾなあなたはぜひどうぞ…。くれぐれも粘膜をお大事に…。

世界一は、伊達じゃなかった

以上、キャロライナ・リーパーを育てて、実食し、加工まで実践した記事でございました。やはり、世界一の名と実力は伊達ではなく、経験不足の私が育てたにも関わらず、とんでもない辛さの唐辛子に成長してくれました。

もしこれが本場の熱帯で育っていたものを食べてしまっていたとしたら…、恐ろしくて想像しただけでも悶絶ものです。

今回の経験を参考に、今後は普通の唐辛子くらいで満足してようかな、と反省したのでした。

それでは、また!
ナチュロボより

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