こんにちは、ナチュロボです。庭田んぼのいきもの、9記事目でございます。前回は、水中を縦横無尽に動き回る、マメゲンゴロウについてお伝えしました。
さて、今回は、庭田んぼの近くにある、バケツ稲用のたらい付近にいた、ニホンアマガエルについての記事でございます~。
突如、夕方に鳴き声が聞こえるように
ゴールデンウィークも中盤、日中はいつものようにあくせく野菜の植え付けや草マルチ作業等を行っておりました。そして日々であう、自然菜園や庭田んぼのいきものを記録。一日も終了~、そう思って夕飯を食べておりました。すると…
「ゲッゲッゲッゲッゲッ」
…?何か聞こえたなぁ…
「ゲッゲッゲッゲッゲッ」
…これは間違いない!カエルの鳴き声だ!と確信しました。しかし時間はすでに夜8時。あたりは真っ暗です。しかし、このカエルの声の正体がどうしても気になっていたのでした。
昨年、庭田んぼにはトノサマガエルが住んでくれて、毎朝庭田んぼの脇で休憩していました。こどもたちと一緒にときどき、「トノがいる~♪」と喜び、観察していたものです。
なので、もしかしてトノが帰ってきてくれたのかな?という期待をもって、デジカメを持っていざ庭へ。息をひそめていると、鳴くので、その方向をだんだんと特定していき…なんとかその姿を捉えることができました。写真はこちら。
おぉ!あの声の主はアマガエルだったのですね!我が家の周辺には田んぼはないのですが、いったいどこからやってきてくれたのでしょうか。
庭田んぼの土手で冬眠でもしていたのでしょうか。または、歩き回る範囲が結構広いのかもしれませんね。そしてしっかりと頬袋を膨らませることで、あのたくましい鳴き声をだしていたようです。
動画も撮影したのですが、周辺が真っ暗なので、動画そのものの撮影には失敗…汗。ということで音声のみになりますが、記録しておきました。よかったらどうぞ。
いかがでしたでしょうか。たった1匹のアマガエルの鳴き声なのですが、ずいぶん力強く、たくましく、鳴いていますね。う~ん野生でしっかり自己PRして生きていくアマガエル、かっこいいです。
ニホンアマガエルの生態
まず着目すべきはあの手足ですね~。全部の指先に丸い吸盤があって、この吸盤でぴったりいろんなところに吸着していますよね。ガラスの上もなんのその。ぴったりくっつきます。
そして調べる前までは私も勘違いしていたことがあります。それは、水辺や田んぼにアマガエルは住んでいると思っていたのですが、どうやら違うようですね。
実は、木の上等で暮らすことに適応していて、植物や森林で暮らしているそうです。そして、この立体的な動きができ、かつ乾燥にも強い特性があることから、全体的に減少している両生類に比べ、その数を保っているそうです。
食生活は肉食系。小さな昆虫等を食べます。…アマガエル様が庭田んぼ付近に住んでもらえれば、ある程度野菜を食べる虫の大繁殖を防ぐことができそうですね~。
う~ん自然界のバランスってすばらしい。
鳴くカエルはすべて雄ですので、今回見つけたカエルも雄ですね。この鳴き声は雌に自分のPRをするためのものなので、うまいことメスを見つけてくれると嬉しいですね~。
そのままおたまじゃくしを庭田んぼに産んでくれたらなおのことうれしいです。
まとめ
以上、ニホンアマガエルの記事でございました。今回出会ったのは夜中だったのですが、今度は我が家で日中に出会いたいものですね~。
日中にはあまり鳴いていないので、探すのが難しいのですが。そしてぜひ!我が家におたまじゃくしを頼みます、アマガエル殿。
まだまだ世界にはたくさんの不思議なカエルがいるに違いない…今後も発見しだい、レポートしていきますよ~!
それでは、また!
ナチュロボ