庭田んぼのいきもの:(10) シオカラトンボのカップルの交尾、産卵現場を直撃!

こんにちは、ナチュロボです。この季節、菜園に草マルチをしにいくと、決まって、庭田んぼにはシオカラトンボがぶーんぶーんといます。

以前記事にしていますが、我が家の庭田んぼで育ったヤゴが孵化したのかもしれませんね。

こんにちは、ナチュロボです。庭田んぼのいきものシリーズ、2記事目です。前回は、2016年に起こったヤゴとメダカの攻防について書きました。 ...

シオカラトンボ同士でも縄張り争いが活発で、時々激しいぶつかり合いをしていることもしばしば。しかし最近はその激闘が落ち着き、かなり大き目のシオカラトンボが幅をきかせておりました。

おぉ、おぬしが厳しいシオカラトンボ界での勝者でござるか…と感慨に浸っておりました。そんなとき、連結しているシオカラトンボを発見したのです!

交尾中のシオカラトンボのカップル

なんとこの2匹、連結状態で空中を飛んでいたのです!なんというワザなのでございましょう…。とはいえ疲れたのか?庭田んぼの脇で休んでいるところをなんとか撮影成功。

上の青いほうがオス、下の黄いほうがメスですね。

なんと産卵を開始しました!

その後も様子を観察していると、なんとメスが産卵を開始したではありませんか!そしてその周囲を見守るように、オスのトンボがぐるぐーる回っております。

動画にしているので、どんな様子か気になる方はぜひご視聴を。

おぉ~、オスもメスも不思議な動作をしていますね。果たしてこの動作、どんな意味があるのだろう?調べてみました。

成熟した雄は縄張りを占有し、草上などに静止して警戒する。交尾は草や地面の上で行われ、その後は雄の警護下で雌が単独で産卵する。この雄の警護は、交尾相手の雌が産卵を終えるまでの間に他の雄と交尾するのを防止する適応的意義が大きいと考えられている。

シオカラトンボの雄は多くのトンボと同様に交尾時に前にその雌と交尾した雄の精子が産卵時に受精に与るのを防ぐ操作を行うことが知られているが、カワトンボ類で知られているように貯精嚢内の精子の掻き出しを行うのではなく、奥に押し込むことで出口から遠ざける。

産卵は水面の上にホバリングしながら、腹部末端で水面をノックするようにして行われる。この行動は、平らで光を反射する面に対する反応として行われるため、たまには車のボンネットや、あるいは和室に飛び込んできて畳の面でこれを行うのを見ることがある。

シオカラトンボ – wikipedia

おぉ!やはりこのオスシオカラトンボは、メスを警護し、他のオスがこないようにしていたのですね…!産卵するまで油断が許されない…、なかなか厳しい世界でございますね。

そしてシオカラトンボはほかのオスの精子を掻き出すだけでなく、より奥に押し込む戦略をとっているとのこと。ふむふむ~。

まとめ

以上、シオカラトンボの交尾、産卵シーンを直撃!した記事でございました。オスの縄張り争いは、少しでも多くの子孫を残す!ためのものなのですね~。

メスを見かける機会はすくないのですが、そのチャンスがあれば即!行動に移すスピードと強さ。それがシオカラトンボにはありますね。勉強になります。

息子君たちもこのシオカラトンボのようにたくましくスピーディに笑、育ってもらいたいと思います~。

それでは、また!
ナチュロボより

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