庭田んぼのいきもの:(11) 進化?退化?ヒメダカの色がブチメダカ風に変化中

こんにちは、ナチュロボです。気が付けば、庭田んぼのいきものシリーズ、11記事目になっておりました。

目指せ100種類のいきものがいる庭田んぼ!いるにしても、発見できるかどうかがキーになりそうですけどね…。

ということで今回はメダカの記事。庭田んぼ造成当初からメダカたちには住んでもらっており、すでに1年以上の時がたちました。

2世代、3世代と次々メダカが生まれていたのですが、その生まれるメダカのカラーリングがこれまでとちょっと違うのです。そんなお話。

普通のメダカはオレンジ。現在は黒っぽい色を取り込み中

庭田んぼにいる状態での撮影ができなかったので、普通の色のメダカ、ちょっとカラーが違う黒っぽい?メダカ、同じような大きさのものを2匹捕獲しました。

まずは上からの写真。右のメダカは普通の色ですが、左のメダカは若干ダークなカラーリングですね。

続いて横からの撮影。奥のほうが普通のメダカ、手前が黒めのメダカです。黒めのメダカのほうは、若干縦模様がはいっているのもわかりますね。

一匹ずつ撮影。若干光の当たり方がちがっちゃってますが、そこはご愛嬌笑。やはり黒っぽいメダカは模様がありますね。

ということで世代を重ねるにつれてメダカが変化をしているのはわかったのですがこの変化はいったい進化なのか、退化なのか?ちょっと気になったので調べてみました。

メダカの色の変化…それは野生への回帰、環境への適応だった!

まずはメダカの種類から。メダカたちはホームセンターで購入したのですが、その品種はおそらくメジャーな「ヒメダカ」と思われます。メダカも観賞用に品種改良が進んでおり、珍しい品種はとても高くつくのだとか…。へぇ~。

ではそのヒメダカ。これは本来自然にいるクロメダカの突然変異で生まれたとのことです。品種改良されて量産された種類だったのですね。

しかし元祖クロメダカはその数が激減し、今では絶滅危惧種に指定されるほどなのだとか。

そして色について。自然のメダカ(クロメダカ)には4つの色素(黒色素胞,黄色素胞,白色素胞,虹色素胞)があり、環境に応じて色を変化させることができるそうです!メダカもプチカメレオンスキル?があったとは驚きです。

しかしヒメダカは黒色素胞を持っていないとのこと。でも黒色素を作ることはできるらしいです。なので、今回ブチメダカ?のような変化をしたのでしょうね。

ということで進化なのか退化(野生への回帰)なのかはわかりませんが、一つ言えることは、この庭田んぼの環境に適応しやすい色になった!のでしょう。

天敵に見つからないようにする、というのは重要なスキルですしね。

まとめ

以上、カラーリングが徐々に変化しているメダカについての記事でした。もし観賞用であれば、ブチカラーの色がそれぞれ違うので、個体の識別ができてより一層愛着がわくでしょうね。

現在は、全体のメダカのうち1割未満くらいが、このブチカラーメダカです。放っておくともしかして、全部がブチメダカ状態になるのかもしれません!今後の変化に期待!でございます。

庭田んぼ流のオリジナルメダカが生まれないかな…。世代交代が速いから、面白い個体が生まれるかもしれません!

それでは、また!
ナチュロボより

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