金魚についた寄生虫、イカリムシ!発見時の対応とその取り方

こんにちは、ナチュロボです。季節は7月。もうすっかり夏の陽気になりましたね。

先日の連休では、こどもたちと一緒に近所のお祭りにいきました。で、こどもたちが興味を引くものといえばたくさんありますが、なかでも金魚すくいは定番!ですよね。

せっかくなので、こどもたちは金魚すくいを楽しんだのですが、結構取れますね…。小学生とはいえ、大人よりすくうスキルは高い…!ように思います…!

家にはいくつか水槽の空きがあったので、水を用意して、金魚たちに泳いでもらいました。そして発見したのは…!

今日はそんなお話。

金魚の尾ひれに、黒い棒のようなものを発見!その名は…イカリムシ

日頃いきもの観察をしているので、もはやじっと観察することは親子伝統芸(笑)となっております。その日はこどもたちが金魚を観察しておりました。

すると、こどもたちが「金魚にちっちゃい棒がついてるよ~」というので、ナチュロボもその金魚をチェックしてみました。

…すると!確かに棒のようなものが尾ひれについていました。別容器に移してみて撮影してみた様子はこちら。

…しかも!よく見ると、その先端が二股に分岐しているではございませんか!ただの棒ではなさそう…いったいこれは何なんだ…!?ということでネット調査。

すると…どうやらこの黒い棒状のものは、「イカリムシ」という寄生虫の成虫であることがわかったのです…!詳しい説明はwikipediaにてどうぞ。

イカリムシ Lernaea cyprinacea L. とは、カイアシ類に属する節足動物で、淡水魚の寄生虫のひとつ。広い範囲の魚に寄生し、状の頭部を魚の体表に差し込んで生活する。

イカリムシ – wikipedia

うひょぉ~!世の中色んな寄生虫がいることは知っていましたが、まさか、体外に棒のようなものをつける寄生虫がいたとは、知りませんでした。

…ということで、この寄生虫から金魚を救うためには、どうしたらよいか?をまとめてみました。

金魚にイカリムシがついているのを発見したときの対応

寄生されていない金魚と分離して水を消毒する

まずはイカリムシに寄生された金魚をキレイな水をいれた別水槽等に分離します。というのは、このイカリムシは成虫になると、すごいスピードで卵を水中に産むのだとか…。

その後、感染拡大を最小限にするために、ホームセンターで下記のリフィッシュを購入し、両方の水槽に投入しました。

しかしこのイカリムシ、なかなか薬が効くタイミングがシビアとのこと。卵にも効かないし、成虫にも効かない…。その中間の幼生のときに、薬が効くタイミングがあるので、そのタイミングを逃さないようにしましょう。

なので、パッと見イカリムシがついていなくても、水中に漂っていたり、感染していたりするので、要注意です。

金魚に刺さったイカリムシは…ピンセットで抜く!

そして!イカリムシが刺さった金魚への対応ですが…、調べた限りでは、これは抜くしかない!ようです。

水中で金魚をつかんで抜く方法もあるようですが、なかなか難しそうなので、ひとまず金魚に陸揚げしてもらってから抜く方法をとりました。その様子を動画に撮ったので、合わせてどうぞ。

陸揚げするときは、あらかじめ手を氷等で冷やしておいて、金魚へのダメージを最低限にしましょう。

また、イカリムシもできるだけ、根元から取るようにします。…というのも、頭部が少しでも残ると、そこからまた再生、復活を遂げてしまうからです…!恐ろしや…。

今回はなかなか難しく、ナチュロボも抜くのがうまくいきませんでした…涙。

ということは、しばらくしたらイカリムシ復活…!?してしまうことでしょう。負けずに、水替え&ピンセットで抜く!を繰り返していきますよ~っ。

まとめ

ということで、夏祭りですくった金魚をイカリムシから救う!な記事でございました。

まさか金魚にこのような寄生虫が存在していたとは驚きです。なかなかしぶとい寄生虫のようなので、その後の戦いがあり次第、本記事に追加していきます~!

それでは、また!
ナチュロボより

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