こんにちは、ナチュロボです。今日はロボットでも家庭菜園でもなく、教育の記事でございます。ロボットプログラミング教育!を自負していながら、これまで記事らしい記事を書いておらず、反省です…。これからは教育に関する内容についても、徐々に記事を増やしていきますね~。
目次
人に何かを教えるときに大切にしている7つのこと
はい、よくありがちな見出しですね笑。この内容は、私が人に何かを教えるときに大切にしている内容で、必ずしもこの内容がすべてではありませんが、大事だなと思って実践していることです。なので、これを機会にまとめてみました。
1. 相手の状況を想像する、確認する
何かを人に教える、その時点で、「あなた」と「教える相手」という2人の人間がいます。しかし、「教える相手」に何を伝えるか?を考えるときにそのベースとなる前提の内容を理解しているかどうかで、どのような教え方をすればよいか全く異なります。
例えば、いきなり小学生にプログラミングを教えて、なんていわれたときに、たいていの小学生はプログラミングをそもそも知りませんよね。
でももしかすると、その小学生はプログラミングをかなりのレベルまで自分でやったことがあるスーパー小学生かもしれません。
その小学生がどのようなことを知っているかどうかで、教える内容が全然違ってきそうです。
ですので、まず教えるテーマが決まったら、そのテーマについて、「教える相手」がどの程度まで知っているか、想像したり、直接確認します。
こうすることで、相手の要望に応えた内容を伝えることが可能になります。
2. 目的、ゴールを共有する
次に、「教える相手」が何を目指しているのか、どこまで教わりたいのかを確認します。目的とゴールを共有しておけば、時間を有意義につかって必要な内容を取捨選択できますよね。
どうしても無理そうであれば教える時間を増やす等、より計画的に教えることができるようになります。
目的・ゴールを明確にすることで、あきらかに教える側も、教わる側も、モチベーションが明確になって、やる気がでますね。
なんか、ゴールを設定するとがんばっちゃう精神を、うまく使っていきましょう~。
3. 「自分でやってもらう」ことを重視する
最初の最初は、ある程度教える側から一連の流れをやってみせます。そしてその次はただちに、「教える相手」側で、「自分でやってもらう」ことを心掛けています。
もちろん、いきなりうまくいくケースはまれで、必ずといっていいほど失敗しますし、うまくいかないことがほとんどです。
でも、その失敗も糧となり、繰り返し学習するほど、どんどん自分でできることが増えていきます。その状況に至るまで、教える側としては辛抱強く見守り、サポートしていくことが大事だと思います。
加えて、学習効果としてさらに高めるには、「教わる人」を「教える人」に進化させるのが最も効果的ですね。
こうすることで、不動の記憶となり、もう教わる人では終わらない確固としたスキルに確立していけます。
4. 「自分で考える」を重要視する
上記の「自分でやってもらう」とほぼほぼ重複しますが、自分でやってみると、必ず何らかのトラブルにぶつかります。
しかしそこで、「答え」を教えてしまうと、「教えられる人」は考えることをその時点でやめてしまいます。
なので、「どうすればよいか」のちょっとしたヒントを、「教える側」としては与えるだけにするようにしています。
こうすることで、「自分で考えて、自分でやってみる」という試行錯誤のプロセスも、「教えられる人」がどんどんやっていけるようになります。
5. 理解・成長のスピードの個人差を考慮する
複数の人数に教えることがあるときは、その理解・成長のスピードに当然ながら個人差があります。
そのスピードについて早くても遅くても、学習は進んでいることには違いはありません。
従ってその違いについては「当然のもの」と認識したうえで、可能な限り個別の対応をしていくのがよいですね。
スピードが速い子には、自力で学習できる課題を設定し、その間に、スピードが速くない子に教えてバックアップ、みたいに進めるのが理想です。
6. 創造性を大事にする
世の中、「これこそが答えだ!」という価値観に縛られすぎている or とらわれすぎている気がするのは、私だけでしょうか。
同じ目標、同じゴールであったとしても、その達成手段はさまざまなものがあるし、そもそも、ゴールですら違っていいはずです。
ゆえに、各「教えられる人」がそれぞれ実現したいないように合わせた創造力を働かせて、自分なりのことをやってもらうのがよいですね。
「自分なりに」考えたもの、作り出したものは、なんといっても一番の宝物なのですから。
7. 楽しむこと
これが一番大切です。成功しようが失敗しようが、「これって面白い!」「これって楽しい!」と思ってもらうことが最も大切です。
成功体験を作ることが、楽しい!につながることが多いですね。教える側も楽しみながら伝えることで、その様子も教えられる側に次第に伝わっていきますね。
なんだかんだで、人間って感情的ないきものです。論理的に正しいだのどーのこーのより、楽しかったこと、面白いことは、どんどん追求したくなる、やりたくなるものです。そこに理論は…きっとありません笑。個人の特性としかいえないですね。
楽しくないことは、どんなに必要なことであっても、いまいちやる気がおきません。
まずは、「教える側」がその楽しさを身をもって表現する、そこから始めるのが大切だと感じています。
まとめ
以上、人に何かを教えるときに大切にしている7つのこと、でございました。いかがでしたでしょうか。
「楽しい」を追求するなんて論外!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは、きわめて生物の根源的な欲求、やる気の源泉になるものです。
楽しい!を追求せずに教わっても、それはただ単に記憶に残っても、いずれ消えてしまうような記憶になるだけでしょう。
楽しくない、ということであれば、それを楽しく思える方法を考えてみましょう。自分が楽しい、と思えること、と関連付けたり、ゴールと関連付ければ、おのずと方法は見つかるはずです。Let’s try!
以下の本は「教える」という焦点に絞って技術が説明されている本で、非常に役立ちます!教える相手がだれであれ、理屈は同じなんだな~、という気づきがあります。楽しく読めました~。
それでは、また!
ナチュロボより