こんにちは、ナチュロボです。今回は、本日のお庭で出会った、野草たちをご紹介します。我が家の庭には毎年生えますが、土壌が豊かな場所であれば、きっといろんな場所でみられる野草たちです。
ちょっと小さなお花がちょんもり咲いていて、キュートです!
オオイヌノフグリ
初めてこの花の意味を知ったとき、それはもう衝撃でしたね。「オオイヌ」は、大きな犬。これまではいいんです。「フグリ」はなんと、「タマ○マ」という意味!
両方合わせて、大きな犬のタマ○マ。なんじゃそりゃ~!ということで調べてみました。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、学名: Veronica persica)は、オオバコ科クワガタソウ属の越年草。路傍や畑の畦道などに見られる雑草。別名、瑠璃唐草、天人唐草、星の瞳。
和名はイヌノフグリに似てそれより大きいために付けられた。フグリとは陰嚢のことで、イヌノフグリの果実の形が雄犬の陰嚢に似ていることからこの名前が付いた。オオイヌノフグリの果実はハート型で、フグリに似てはいない。
…フグリに似てないんかーい!笑
にもかかららず、公式な名前としてこんな名前をつけられたオオイヌノフグリ。見た目はとってもキュートなのに、なんだか不憫です。
今日、オオイヌノフグリを観察していると、途中でハナバチが寄ってきて、蜜をすっていきました!動画は残念ながら取れなかったですが、虫たちに蜜を供給する役割も果たしているみたいですね。
ヒメオドリコソウ
では続いて、「ヒメオドリコソウ」をご紹介。こちらは、お姫様が踊るときのドレスのような、そんな見た目をしていますね。きっとそういったネーミング由来に違いない!と思って調べてみました。
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草、学名Lamium purpureum)はヨーロッパ原産の越年草。道端や庭などによく生えている。また、北アメリカや東アジアにも帰化している。
分布
ヨーロッパを原産地とする。原生地以外でも道端や空地、畑などのありふれた雑草として知られ、北アメリカでは地域によっては侵入植物種として扱われる。日本では明治時代中期に帰化した外来種で、主に本州を中心に分布する。
特徴
中国・朝鮮半島から日本に分布するオドリコソウ(踊り子草、L. album var. barbatum)の同属であるが、背丈・葉や花の大きさとも半分以下で小さいため「姫」の名を冠して呼ばれる。花序が環状に並ぶ様子を、踊り子が並んで踊るさまに例えて名づけられたものとされるが、オドリコソウでは花の段の間が広いのに対して、ヒメオドリコソウは互いに接近してつくため、見かけの印象はかなり異なる。 また、近縁にキレハヒメオドリコソウ(モミジバヒメオドリコソウ、L. hybridum)があり、日本でも1990年代以降に帰化が確認されている。
日本に自然に生えていますが、原産はヨーロッパだったのですね。また、「ヒメオドリコソウ」の名前の由来もおおむね正解!といえそうです。
やはり、見た目としっくりくるぴったりネーミングだと、覚えやすくていいですね。
カラスノエンドウ
それでは3つめ、「カラスノエンドウ」。現在はまだ花はついていませんが、その葉っぱが特徴的なので、すぐにわかります。
エンドウっぽい葉っぱがあるのでマメ科であること、さやがつくことは想像できるのですが…カラスって?はい、wikipediaどうぞ!
ヤハズエンドウ(矢筈豌豆、Vicia sativa subsp. nigra)はソラマメ属の越年草。ヤハズエンドウが植物学的局面では標準的に用いられる和名だが、カラスノエンドウ(烏野豌豆)という名が一般には定着している(「野豌豆」は中国での名称)
特徴
本州から四国・九州・沖縄の路傍や堤防などのいたるところにごく普通に生育している。秋に発芽し、春になると高さ60 – 150cmに達する。茎には巻きひげがあり、近くのものに絡みつくこともあるが大体は直立する。茎は全体に毛があり四角柱状。
花期は3 – 6月でエンドウに似た小型の紅紫色の花を付ける。豆果は熟すると黒くなって晴天の日に裂け、種子を激しく弾き飛ばす。原産地はオリエントから地中海にかけての地方であり、この地方での古代の麦作農耕の開始期にはエンドウなどと同様に栽培されて作物として利用された証拠が考古学的資料によって得られているが、その後栽培植物としての利用はほぼ断絶して今日では雑草とみなされている。そのため、若芽や若い豆果を食用にすることができるし、熟した豆も炒って食用にできる。
また、未熟な果実の両端を切り落し、草笛にすることができる。
一見するとソラマメの仲間とは思えないが、よく見ると、茎が角ばっていることと、豆のへそが長いというソラマメ属の特徴を満たしている。
おぉ、カラスノエンドウというのは正式な名称ではなかったようですね。ヤハズエンドウというのが正式名称のようです。
なお、似た草にスズメノエンドウという草があるらしく、それよりも大形だから「カラスノエンドウ」なのだそうです。てっきりカラスが食べるのかと思っていましたが、違うようですね。
しかもこのカラスノエンドウ、なんと食べられるのです。植物の知識をつけておくと、いざというとき食料にこまらなくてすみそうなので、オススメですよ!なんつって。
テントウムシも発見
野草たちを観察していたところ、なんとテントウムシも発見しました!無事に越冬に成功したようです。さっそくエサを探しているのでしょうか。動画を撮影しているので、時間がありましたらどうぞ。ちょっと手がブレブレですみません汗
まとめ
ということで、春の野草たちに関する記事でございました。変な名前だけどかわいい野草、ネーミングぴったりの野草、食べられる野草。それぞれに特徴があって面白いですね。
また、これらの春の野草は菜園にもたくさんはえてきます。が、それらはほとんど真夏には枯れてしまうので、ほとんど気にしなくてよいみたいです。
その代り、ハイパワーな夏草が登場してきますが汗
春ということで、ハナバチやテントウムシのようなかわいい虫たちとも出会うことができました。出会う虫たちは必ずしもかわいい虫たちだけとは限りませんが汗、今後もレポートしていきます。2記事目は、こちら。
それでは、また!
ナチュロボより