雑草たちとの戦いの記録と、自然農法への目覚め

こんにちは、ナチュロボです。いま、私はは自然農法ベースの家庭菜園である、自然菜園を目指していますが、そこに至るまでは、各種の苦闘がありました。

その主な理由は…雑草たちです。今考えると、雑草たち、つまり自然の象徴ともいえる存在を完全にコントロールしようとすることそのものが間違った発想だと思います…。

しかし当時はそんな経験もなかったため、各種の苦闘を重ねたのでした。それではその思想に至るまでの行動を思い出しながら、記事を書いていきますね~

きれいな庭、きれいな家庭菜園を目指していた時期

中古住宅を初めて購入したあとは、「きれいな庭を」「きれいな家庭菜園を」ということを目指していました。

いまの世の中の一般的な概念、つまり、「芝生一面、雑草がない庭」「雑草がない、野菜がすくすく育つ庭」、という思想に囚われていたのです。

両者の考えに共通しているのは当然、「雑草」がないこと。この「雑草」とどう向き合うか、その対応に苦慮することになります。

まずは、草刈り機にこだわってみた

庭を砂利やコンクリートで無機質な状態にはしたくなかったので、最初は各種草刈り機を購入することにしました。…思えば、なぜこんなにいま、草刈り機を所有しているのか意味不明ですね笑

1. 簡易電動草刈り機

まずはホームセンターで売っていた、5000円?程度の芝刈り機を購入。最初はスムースに草刈りができていたものの、すぐに刃が折れ、パーツが曲がり、使えなくなりました…。

おそらく機械が悪いというよりは、地面が凸凹で、小石がぽろぽろしている、そんな状態には不向きだったのだと思われます…。

2. 手動芝刈り機

次に購入したのは手動芝刈り機。押してカットするものですね。

…しばらく使って分かったのですが、この芝刈り機、雑草相手に使うものではありませんでした…汗。名前が「芝刈り機」なので当然といえば当然なのですが笑。

目的があくまで芝生管理のプロ用で、仕上げの美しさを保つためにあるものでした。雑草が30cm以上はびこるレベルまで放置している庭では、あまり意味がありませんでした…。

3. エンジン草刈り機

…男ならエンジン草刈り機!これでバッタバッタ!…というイメージでしたが、まさにその通り!切れる切れる。早い早い。

広ーいゾーンを一気にやるときは、なんだかんだでこの草刈り機がベストでしたね。

しかし、やや音が大きいのと、燃料の管理・調達をどうにかしたい…と思っていたのでした。

4. 電動草刈り機

上記のエンジン草刈り機の電動版!です。これならば、少しは音が小さくなり、燃料調達・管理の心配はなさそうです。

しかも、パワー不足ということもなく、切れる切れる!!!最終的に、この草刈り機に落ち着きました。

いま現在でもときどき茂りすぎた箇所は、年に1-2回程度、草刈りをしてはいます。

若干電気ケーブルが邪魔なこともありますが、刈る場所の近くにコンセントがある場合は、おすすめです。

農薬を使ったこともある

ホームセンターにおいている農薬。いろいろ種類がありますね。このなかでも正面に陳列されていた、「ラウンド○○○」。

野菜を植えれないところに、1m^2程度、実験的に撒いてみたことがありました。すると、みるみる、1週間程度で、草たちが枯れていきます…。

その変遷を見ていて、この手段はやはり、やるべきではない、と感じました。土にどの程度影響が残るのかわからず、かつ、生物もすめない環境になるのではないか。

環境破壊につながってしまう行動なのではないか、ということに気づきました。幸い、今はそれから2年程度たったので、雑草たちも復活してくれています!ホッとしました。

ということで、雑草には、一人間として向き合いたいと決めました。

「目には目を、歯には歯を」作戦:グランドカバープランツ

最後にやってみた方法が、まさに「目には目を、歯には歯を」作戦。つまり、雑草と同程度のパワーをもった草(しかし背丈が低く、庭に向いている)を繁殖させる方法です。

ネットで調べてたどり着いたその草の名前は、スーパーイワダレソウ「クラピア」。さっそく周囲の草を刈り取り、植えてみたのでした。

上は、植えて1カ月後くらいの写真です!きれいに成長してくれていますね!…と思ったのですが、放置しているとすぐにほかの雑草たちに覆われてしまったのでした…。

最終的に、雑草の力に惚れてしまった

ということでいろいろ試してはみたものの、どれもこれもあまりうまくいきませんでした…。いまもやっているのは、年に1-2回、電動草刈り機で生えすぎたものだけをカットする、ということだけです。

思えば、雑草たちは地球ができた当初から存在していた億年レベルで存在しているもの。人間は、万年単位。はるかなる先輩であり、これまでのあらゆる生存競争に勝ち抜いてきている存在なのです。

一人間として向き合ったところで、かなうわけがありません…。しかし、そんな戦いを繰り広げるところで、ある想いが芽生えます(笑)。

世の中には、「雑草魂」という言葉があるほどで、その力はすさまじいです。その雑草たちと戦い、向き合っているうちに、いつしか、愛が芽生えてしまったのです(笑)。

よくドラマや映画で、ライバルと戦うけど、最終的には仲間になって、一緒にラスボスと戦う!的なシチュエーションですね…!たまりませんね。…変人で、すみません笑。

そこでとたんに興味がわき始めるんです。「この素晴らしい雑草たちとともに生きていく方法はないのか?」と。それで、福岡さんの本に記述されている、自然農法という農法をしることになります!

雑草たちをさらに知り、かつその素晴らしさを共存することができる農法なのです。結局、この方法が一番、「美しい」ということに気づくまで、いろいろな試行錯誤をしていただけなのでした。

もっと雑草魂を、自然を、追求していきます

ということで、雑草たちをおおいなる先生とし、私は今後生きていくことにしました。その雑草たちを生み出した自然!それはもっと素晴らしいに違いない…!

雑草、自然の可能性、自然の法則こそ、人生を賭けてでも追及したい、究極のものと思っています…!

それでは、また!
ナチュロボより

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