こんにちは、ナチュロボです。庭田んぼのいきものシリーズ、5記事目でございます。前回は、庭田んぼにいた巻き貝についてお伝えしました。
さておき、最近はすごくあったかいですね~、ときどき暑い日もあるくらいです。我が家の庭も、野草たちがどんどん本気を出し始めています…!
むむむ、こちらもまけてはおれませんです。…が、例によって庭にでるとどうしても庭田んぼの観察を始めてしまうのでした。
孵化したトンボを発見
普段は水中を観察しております。だんだん、イトトンボのヤゴが増えてきている気がするな…。そう思っていた矢先、枯れた稲の近くを観察してみました…すると!なんと赤いトンボがいまにも孵化した様子で、じーっとしているではありませんか。
おぉ、これはなかなかない機会、ということでじっくり観察&写真ゲット。赤のベースに、ときどき黒い筋がはいっている模様ですね。お顔はかっこいいカマキリフェイス。
透明になるほど薄い羽。360度確認できる目。トンボ全般そうなのですが、なんて無駄のないかっこいいフォルムなのでしょう…あぁあぁあぁ惚れ惚れ。
周りを観察すると、近くに抜け殻のようなものも落ちているのも発見。どうやら最近孵化したようです。そこで、もしかして…と思って、周りも見渡してみました。すると…。
ここにも。
ここにも。
確認する限り、周りに5匹はこのトンボがいることを確認できました!どうやら、4月のいまの時期が一斉に孵化する時期なのでしょうね~。
また、我が家の庭田んぼでは稲の茎をそのままにしていたので、きっと孵化をするにもいい条件が整っていたのも、きっと幸いしたと思います。冬季湛水農法の利点、ここにあり?ラッキー☆
アオモンイトトンボでした
そこで気になるこのトンボの名前。水中にいっぱいイトトンボのヤゴがいて、そのトンボの姿形もイトトンボっぽい。ということで、おそらくイトトンボと思い、調べてみました。
すると同一の模様、特徴を持つ画像を発見!このトンボの名前は、「アオモンイトトンボ」であることがわかりました。
調べたところ、このアオモンイトトンボはメスで、青のタイプもあるのだとか。成虫になると、青になるそうです。オスは全部、青色になるようですね。
シオカラトンボもそうですが、なんでオスとメスで色が違ったり、変化したりするのだろう…、何か意味がありそうですね。気になる…むむむ。
トンボって奥深いので、まずはどんな種類のトンボが身近にいるのか、図鑑でお勉強中。トンボ博士になるのはいまからでも遅くはない!…はず。
トンボのすごい機能
以前調べたことがあるのですが、トンボの羽って、実はすごい形なのですよ。風がなかなか少ない状況でもホバリングができているトンボに着目し、その羽を研究した方がいらっしゃるそうです。
そして、その複雑な形を再現した羽を作って風力発電の羽に応用したところ、これまでよりたくさん風をつかめる羽になり、発生電力が向上したのだとか。…う~ん、すばらしい!
トンボという具現化された存在なくして、そういう発明をすることができたでしょうか?それは無理だったでしょう。自然から学べる、とんでもない発見は、身近にあるものなのです。ゼロからアイディアを絞るのではなく、躓いたときは、自然を思い出してはいかがでしょうか?
まとめ
ということで、アオモンイトトンボの記事でございました。これまでトンボをこんなに近くでじっと観察できたことはなかったので、多いな収穫でございました!これからも我が家の庭田んぼで、暮らしていってほしいですね~。
次回は、4記事目で観察していた巻き貝がついに孵化しました!な記事です。巻き貝のあかちゃんがとってもかわいいので、ぜひ読んでくださいね。
それでは、また!
ナチュロボより